人望とイエスマン
2018-11-22


創業社長なら終身トップでいてもいいのでしょうが、雇われ社長が長期政権となれば、側近で固めて会社ごと乗っ取るといったことも出てくるかもしれない。ゴーン会長は日産を立て直した殊勲者なのですが、20年という在任期間はかなり異例だが、日産とルノーと三菱をまとめられるのはゴーン氏しかいなかったのだろう。

 ゴーン氏は、ミシュランを再建してルノーにスカウトされた有能な人物であり、日産の再建にもそれは生かされた。ゴーン氏はこのままいけば世界一の自動車グループの会長になれたはずですが、思わぬところで失脚してしまった。日産内部でかなり綿密な打ち合わせが検察とあったのだろう。

 こうなると日仏間の政治的レベルの事件なのかもしれない。日産にしてもルノーにしても国を支える大企業であるし、どちらが主導権をとるかでの、政治闘争なのかもしれない。このままだと日産はルノーに吸収されてしまう可能性もあった。

 しかし,、あくまでも高額報酬のごまかしということで逮捕された。これからその違法性が問題となりますが、株式オプション分が不記載だったということですが、この辺になると専門家でもなかなかわからない問題だ。ほかにも私的流用などが問題となるのでしょうが、政治レベルの問題なのかもしれない。

 この問題は色々な人が書いていますが、今後の日産とルノーの関係はどうなるのだろうか。ゴーン氏は日産をたて直した大恩人ですが、今や日産にとってはゴーン会長が日産の障害になってしまったということなのだろう。」

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