シニア人材マッチング交流会へ応募
2017-01-15


昨年は10月下旬のメッセ名古屋2016で知った中部産業連盟に登録して、シニア人材交流会に参加してきた。愛知県、岐阜県の5信金を中心に数社に応募。実際にお呼びがあったのは2信金4社であった。
 中小零細企業で圧倒的に多い需要は生産管理、品質管理であり、次に財務管理、情報管理であった。大企業で大量の定年退職者が発生して彼らが中小企業へ天下れば解決しそうに思うが業務態様の違いからマッチングしないようだ。大企業では中途採用はしないのが通例だから業務が専門化しやすい反面、柔軟性に欠けるかも知れない。
 今回の試みは就職ということではなく、ワンポイントレッスンという立場でのアドバイザーの需要である。
 今日、財務管理と情報管理はシステム化されているので同じ次元の問題であると把握する。ウィンドウズXPが完成してほぼ15年ほどになるが業務の多くは手書きからコンピューター化されてきた。手書き時代を知らないからかえって改良がしにくい時代になった。システム会社に外注するから社内の人材は使いこなすだけで改良する発想が生まれにくい。従って人材の空白が生まれている。システム会社とユーザーの間に立って客観的にアドバイスするニッチな業務がある。且つシステム会社のバイアスのかからない考え方が必要になる。
 今年も先週に入って2信金、数社の案内があり2社に応募した。中小企業が求めるのは知見と実務能力だ。理論や知識だけならインターネットをちょっとググれば手に入る。昨年、面会した社長もそれはもうやっているんです、と言われた。仏を作って魂を入れず、ではなく、実務が必須。実務とは判断と決断。よしやるぞ、ということ。
 登山に例えると、多々あるルートを選んで、岩壁に挑むクライマーのビレイー役とでも言おうか、落ちても安全確保するよ、と安心を与える役目だ。元気な中小企業を支援したい、またこのままでは元気でなくなる企業の応援もしてゆきたい。
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