帰化と食言
2016-10-04


FBで山際澄夫氏の「蓮舫さんは、これまで自分は日本国籍取得後、国籍離脱の努力をして来たから問題はないというようなことを言っていましたからね。国籍の選択をやってなければ食言です。」という文脈で使われた。NHKが報じないことを咎めた。

 食言とは「前に言ったことと違ったことを言うこと。うそをつくこと。」です。
ソース:[URL]

他に使用例を探すとあるある

内田樹氏のTWから
「すでに久しく日本のメディアは政治家の「食言を咎める」という批評作法を忘れてしまいました。だから、1年前はおろか半年前に言ったことでさえ、責任を取る政治家なんてもう見ることがありません。そうやってどんどん言葉が軽くなってゆく。」
[URL]

書籍名にも「佐藤総理大臣 食言の責任--君子豹変して食言す」(潮出版)があった。1967年。

ヤフー知恵袋にも
「食言の宮沢
食言の宮沢といわれますが、宮沢さんはそんなに「うそつき」だったのですか?なぜこんな言われ方をしたのでしょうか?かりにも平成3年第15代自民党総裁ですよ!!」2007年。

衆議院議員の西田昌司氏のHPのタイトルにも
「菅総理よ、食言を止め、信を問え!」

21世紀日本アジア協会のHPで「昭和天皇と大日本帝国の崩壊」という伊原吉之助氏の論考から
「昭和天皇は、白川義則陸相が奏上したこの決定は認めます。立憲君主は、輔弼の臣の結論を拒めないのです。だが田中首相の食言は許さず、 「 お前のいうことは前と違う、二度と聴きたくない 」 「 辞表を出してはどうか 」 と辞任を迫りました。」

辛口評論家の佐高信氏も食言首相という造語まで作って舌鋒するどく批判を展開した。
「小泉純一郎はよく色紙に「信なくば立たず」と書くらしい。自らがそれを裏切っていながら、なおそう主張する神経は相当なものである。私は彼に“食言首相”という呼称を呈したい。「自民をぶっ壊す」から、年金の未加入まで、その行動はまさに食言の連鎖である。――参院選を直後に控えた現在の政治状況をどう捉えるか、何をもって原点とするか、自民党の政治を見つづけてきた著者が、歴史を振り返りながら考える。
さたか・まこと 評論家。1945年生まれ。近刊に『神は「憲法」に宿りたもう』『日本論』(いずれも共著)」

「市長のための市会ではなく、市民のための名古屋市会を! Ver.2.0 」というブログでは名古屋市の河村市長も
「政治家は「信なくば立たず」といわれますが。将に。

 河村市長は平気で「食言」をします。名古屋の市民は優しすぎる。
中略
その「食言」政治家 河村たかし は、自身が「食言」するだけではなく、
 ついに、部下にまで「食言」をさせるのですから大変です。」

 以上、ヒットした事例は政治家がすべてでした。最近の小池都知事、八場ダムの森田知事、鳩山元首相、仙石氏ら錚々たる面々が居ました。

 ・・・今まで目にしていたが疑問にも思わずやり過ごしていたんです。政治家にウソを追及しても「糠に釘」「嘘も方便」と気にもしなかった。私だけかも知れんが日本人の悪いところです。
 今回なぜか気にしたのは蓮舫さんへの二重国籍の件で批判が中々沈静化しないからです。人のうわさも75日とはいかないのは、彼女が中国人との関連で見られるからです。
 中華ファーストを代表するような発言として「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」があるので、日本人の嫌中意識を刺激する。やや感情的になっているが事は政治家の国籍であり、尖閣諸島の領海侵犯もあるからうやむやにはできない。民進党代表の辞任ではなく、国会議員の辞任を求める機運に発展している。中国人をルーツにもつからと食言を放置できないのは当然である。

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